2023年度 学校運営評価 最終評価

1.目的

学校評価は、学校教育活動の全般において、その質の向上に向けて改善策を講じる事、また、学校の設置目的を達成するために行う。

2.実施日

2024年3月13日~3月19日

3.集計日

2024年3月19日

4.評価対象者

教職員23名(提出者23名 100%)

5.実施方法

「学校運営評価尺度」を用い、全教職員を対象に各自が自己評価したものを集計した。評価項目は、Ⅰ~Ⅷカテゴリーは167項目である。評価尺度は、良い(5点)やや良い(4点)普通(3点)やや不十分(2点)不十分(1点)の5段階である。

6.項目ごとの内訳

評価項目 Ⅰ.学校経営 Ⅱ.教育課程・教育活動 Ⅲ.入学・卒業対策 Ⅳ.学生生活への支援 Ⅴ.管理運営・財政 Ⅵ.施設設備 Ⅶ.教職員の育成 Ⅷ.広報・地域活動
2023年度 4.4 4.5 4.5 4.7 4.6 4.6 4.4 4.2

評価結果グラフ

7.自己評価

Ⅰ.学校経営
2022年度と同率であった。本校は、公益社団法人東京慈恵会を経営母体とし、学校法人慈恵大学の教育部門の中で看護専門学校の中長期事業計画を策定している。2024年度の事業計画の評価と対策を教職員間で共有し、学校経営に対する数値目標達成に向け取り組む。

Ⅱ.教育課程・教育活動
2022年度より0.2ポイント上昇した。実習は100%臨地で実施できた。新規の実習施設に対し指導体制の協力依頼を行い、学生の学習環境の満足度は得られた。学科の新開設科目「看護における臨床判断1・2」では、臨床看護師にも協力を得て、現場に即した状況を設定し、学生の協同学習を中心に進めた。多職種協働の実践では、看護職以外のコメディカルの協力を得た授業展開とした。次年度は、学習内容・学習方法を精選する。2024年度も新開設科目の実施・評価並びに新臨地実習施設への指導体制の確立を行う。

Ⅲ.入学・卒業対策
2022年度と同率であった。入学実績のある指定校への訪問、オープンキャンパス(7月・8月)、学校見学会(5月・6月・9月・11月)の実施と学校見学希望者への個別対応を実施した。看護師国家試験合格率100%、就職率100%、助産師学校・大学編入希望者合格率80%であった。卒業生に対する就業支援も実施した。2024年度、アドミッションポリシーに基づく入学者確保に向け、推薦指定校の受験資格要件を見直し、2025年度入学者選考から開始する。看護師国家試験100%合格を目指し、低学年からの基礎力向上プログラムの内容改定と実施、国家試験合格に向けた支援を継続して行う。また、卒業生に対するホームカミングデイを実施する。

Ⅳ.学生生活への支援
2022年度より0.1ポイント上昇した。定期健康診断の実施、その後の指導を適宜行い、校医と情報共有しながら健康の保持、増進にむけた支援を行った。2024年度、学生の健康の保持・増進に向けた支援、奨学金等の情報提供、手続き等をすみやかに行い就学への支援を継続して行う。

Ⅴ.管理運営・財政
2022年度と同率であった。予算計画に対し、物価高騰の影響は受けたが収支予算内の決算となった。2024年度も安定した財政基盤のもと管理運営を継続して行う。

Ⅵ.施設設備
2022年度より0.1ポイント上昇した。学生が使用する教室・ラウンジ・実習室・図書等でwifi環境が整い使用が促進された。また、タブレット端末を授業・演習で活用し、学生の協同学習に活かすことができた。2024年度中に全館のwifi環境を整備し、活用を推進する。また、看護学校全館のLED工事を休日や夏季休暇期間の中で実施し、学習に適した光環境の提供、電力・CO2削減を図る。

Ⅶ.教職員の育成
2022年度より0.1ポイント上昇した。教員の「看護研究」に対する指導力強化の研修を踏まえ、取り組んだ研究のうち、2編は学会で示説発表となった。研修は、「ルーブリック評価の理解と実習評価への活用」をテーマに講師を招き教員研修を開催した。2024年度は、実習評価に関する検討会を行い、全領域の実習評価ツールの作成・導入を目指す。

Ⅷ.広報・地域活動
2022年度と同率であった。本校の志願者は、「学校生活を知りたい」ニーズがあることから、学生にも協力を得て、授業や演習の風景、行事等を中心にホームページの更新を重ねた。2024年度も志願者のニーズを捉え広報を行う。また、卒業生にはホームカミングデイ開催時、情報提供に対する意見を募り広報活動に活かす。

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